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「海がきこえる」大学・高校のモデル

海がきこえる (徳間文庫)

 拓たちが通っていた高知の高校のモデルは、土佐高校。地域一の進学校だ。
 高校時代の拓は特別に映画が好きとか、何かを創りたいとかいう様子がないのに、大学では非常にクリエイティブなコース(モデルは日大芸術学部)にいるのが不思議だった。
 HP「海がきこえるを歩く」を読んだら、当時の氷室先生の担当編集者の出身校をモデルにしたという裏話がのっていた。長年の謎が解決。
 里伽子の大学のモデルは、大学の位置や校風の描写から、東京女子大だ。「クララ白書」白路の志望校でもある。里伽子と白路が出会ったら、どんな会話をするのか想像もつかない。
 松野の進学先は、具体的には書かれていないが、京都大学ではないかと私は推測する。六年生の夏、国立志望の人がよくいく大阪の予備校に通っている。土佐高の進学実績を考えると、やはり第一志望は京大ではないか。そして、志望大学に合格し、進学している。
 ここで、里伽子が東京で通っていた高校はどこかという疑問がでてくる。成城から通学可能で、共学で、成績がいい。国立や都立の学校にしては、校風がお嬢様お坊ちゃますぎる気がする。青山学院高等部は、イメージぴったりだが、ほとんどが青学に進学する学校だ。ジャニーズ岡田の「あ、杜崎くんもさ。おなじ受験だろ?同じ大学であえたら、おもしれーな」というせりふは、受験が当然の進学校のもので、大学付属高ではないと思う。
 私学・共学・進学校という条件を満たす学校として、ICU説を提唱してみたい。里伽子は私大文系志望で成績がいいので、英語も得意だろうし。でも、学校の雰囲気は、少しちがうかな・・・。これも謎です。