アニメージュ 2008年8月号 追悼・氷室冴子さん

 藤花忌で教えていただいた。
 望月智充(アニメ版監督)・近藤勝也(イラスト・アニメ版作画監督)・高橋望(アニメ版プロデューサー)・三ツ木早苗(徳間書店の担当編集)による対談がメインだ。連載が始まる前、近藤氏によるイラストに触発されてイメージが膨らんだエピソードなどが語られている。
 そのほかアニメージュ連載時・アニメ版の「海がきこえる」の紹介、「氷室さんが語った、『海がきこえる』アニメ化に寄せて」のコラム。三村美衣による、「少女の『今』と『心』を描き続けた不世出の作家」の評論などで構成されている。
 三村美衣さんによる評論の最後の段落、「・・・長い沈黙に入ったが、それも新作のために必要な充電期間だと思っていた。好きな作家はいっぱいいるが、それでも氷室冴子に代わる存在はない。残念でならない」という言葉にうなずかない氷室ファンがいるだろうか。もう書く必要がないかもと思うくらい、私がこのブログで書きたいことのほぼすべてを言い尽くしてくださっている。(あと少し書くけれど)