コバルト文庫40年カタログ コバルト文庫創刊40年公式記録
題のとおり、公式のカタログです。情報量がすごい。
氷室先生登場よりさらに以前のコバルトのラインナップは、面白かった。「コバルト風雲録」のような裏話は期待しないで読まれるといいと思います。
「銀の海 金の大地」のその後
全く更新できていません。今後も、定期的な更新は無理そうです。すみません。
さて、気になる記事を見つけました。(以下、事実誤認があり、修正しました)
これまで応神天皇とされてきた「ホムタワケ王」が、「ホムツワケ王」ではないかというものだ。
ホムツワケ王は、「クララ白書」の劇中劇「サホヒコの反乱」にも、「ヤマトタケル」にも登場します。垂仁天皇(伊久米の大王)と佐保姫の子供です。
応神天皇は、神功皇后(息長帯姫)の子供です。この息長帯姫は、須久泥王と葛城の姫の子供。「羽衣の姫」に出てくる赤ちゃんはこの人と思われます。
記事を見て興奮しました。長年の疑問の手がかりだからです。
「銀の海 金の大地 真秀の章」の終盤と番外編には、明らかに次世代への布石として、幾人かの子供の誕生(あるいはその予兆)が描かれます。日触王、景行天皇、神功皇后、佐保姫と大王の結婚から予感されるホムツワケ王の誕生。
でも、古事記では、彼らはまったく違う世代の人物です。どう処理するのかと思っていました。
ホムツワケ王=ホムタワケ王というまさかのひねり技で神功皇后と結びつける?!炎の中から助け出されたホムツワケ王を息長帯姫が育てたとか?
氷室冴子先生の考えは、もう知りようがありませんが、まだまだ新しい想像を広げられるようです。
ぽつぽつ再開します。
少し時間がとれるようになったので、ぽつぽつ再開します。
ずっと前の話で恐縮ですが、2015年3月7日の日経新聞夕刊「文学周遊」欄で、「海がきこえる」が取り上げられています。拓の実家と同じように浦戸湾を見下ろす家、市の中心にある帯屋町商店街、夕暮れの鏡川など、高知市の各所をめぐります。時間が過ぎ、街が変わっても、小説の情緒を味わえる場所はたくさん残っています。
また、2016年5月号をもって雑誌Cobaltが休刊し、Webマガジンに移行しました。隔世の感があります。
今後は、テーマを替えて、妊娠・出産・育児の本について書いていきます。
三人の子どもを育てている中、読んでいて、紹介したい作品がたくさんあります。少しでも興味を引く作品を紹介できれば、うれしいです。
もちろん、氷室冴子先生についても、情報があれば更新したいです。